6月に東京・日本橋の日本画廊で開催した個展「松原匠秀 彫刻展 ~大地から宙(そら)へ~」が、このたび業界紙『コンクリート新聞』に紹介されました。
まさか、彫刻展がコンクリート業界の新聞で取り上げられるとは想像もしていませんでした。今回、個展の会場が東京地区生コンクリート協同組合事務所の近くにあったことがきっかけとなり、このような形で作品に関心を持っていただけたことを大変うれしく思っています。
記事では、私がコンクリートを創作素材として用いる理由について触れていただきました。コンクリートは建設材料として知られていますが、彫刻の素材としても大変魅力があり、飾り立てなくても力強く、確かな存在感を持つ表現が可能です。
加えて、顔写真とともに、今回の個展に出品した《Composition-Ⅴ 鯨波》、そして《月の光》の写真も掲載していただきました。《Composition》シリーズは、現在暮らしている新潟県柏崎市鯨波の自然から着想を得て制作を続けている作品です。日本海の荒々しい波や空の広がり、光の変化など、日々目にする自然のエネルギーから着想を得ています。そして、《月の光》も、自然の中で感じる静かな時間や光の気配をテーマにした作品です。新聞という限られた紙面の中であっても、作品を紹介していただけたことは作家として大きな励みになりました。
個展を開催すると、来場者との出会いはもちろんありますが、今回のように思いもよらないところから新しいご縁が生まれることがあります。作品を発表することは、単に展示するだけではなく、誰かの目に留まり、そこからまた別の人へとつながっていく営みなのだと改めて感じました。
今回の掲載を機に、作品や彫刻という表現に少しでも興味を持ってくださる方が増えれば、これほどうれしいことはありません。
個展にお越しくださった皆様、展示を支えてくださった皆様、そして今回ご紹介くださった『コンクリート新聞』編集部の皆様に、心より感謝申し上げます。今後も、鯨波の自然に向き合いながら、一つひとつ制作を続けてまいります。

【掲載情報】
力強さ伝える彫刻 コンクリート最適な素材. コンクリート新聞. 2026-07-02, 2848号, p.1.
個展「松原匠秀 彫刻展 ~大地から宙(そら)へ~」の様子や作品《Composition-Ⅴ 鯨波》《月の光》をご紹介いただきました。















